海外取引が増えた中小企業が国際会計システムを入れるべき3つのタイミング

海外取引が増えた中小企業が国際会計システムを入れるべき3つのタイミング

海外との取引が順調に増えてくると、経理の現場では「このやり方のままで大丈夫だろうか…」という不安も大きくなってきます。

請求書は外貨建て、入金は円換算、銀行明細には為替差損益がズラリ。とりあえずExcelで管理しているものの、作った本人以外には理解が難しくなっている・・・そんなご相談をよくいただきます。

そこで本記事では、

  • 「もうExcelだけでは限界かもしれない」
  • 「国際会計システムを入れると何が変わるのか」

という疑問をお持ちの中小企業の経理ご担当者さま向けに、国際会計システムを導入すべきタイミングと、その効果をわかりやすく整理してお伝えします。


1. 国際会計システム導入を考えるべき3つのサイン

まずは、「そろそろシステム化を検討すべきライン」を整理してみましょう。次の3つのうち、1つでも当てはまっていれば要注意です。

サイン①:外貨建ての売上・仕入が複数通貨になってきた

最初は1通貨だけだった海外取引も、取引国が増えるとUSD・EUR・CNY…と通貨が増えていきます。

そのたびに手作業でレートを調べ、Excelに入力し、損益計算書を組み立てる――このやり方では、次のようなリスクが避けられません。

  • レート入力のミスに気づきにくい
  • どのレートを使ったのか、後から追跡できない
  • 決算のたびに「どの為替レートで評価したか」を説明するのが負担になる

複数通貨の取引を前提とした国際会計システムであれば、レート取得や換算処理を標準機能として持ち、履歴も残せます。

サイン②:為替差損益の金額が”勘”でしか説明できない

「今月の為替差損益が大きいけれど、どの取引から出ているのか分からない」

「営業から『この案件の採算は?』と聞かれても、細かい説明ができない」

こんな状況も、Excel管理では起こりがちです。

国際会計システムでは、

  • 取引ごとに為替差損益を紐づけて管理
  • どの案件・どの取引先で為替影響が出ているかをレポートで可視化

といった分析が可能になります。

「なんとなく損している気がする」状態から脱し、経営の意思決定に使える数字へと変えていくことができます。

サイン③:経理担当が一人しか分からないExcelになっている

海外取引の経理は、どうしても「詳しい人」に仕事が集中します。

その人の頭の中には、

  • 通貨ごとの処理ルール
  • 取引先ごとの特別な条件
  • Excelファイルの”裏仕様”

がすべて入っている状態なのですが、その担当者が休むと処理が止まったり、退職・異動があれば、一から作り直し、なんていうことにもなりかねません。


2. 国際会計システムを導入すると、経理の現場はこう変わる

では、国際会計システムを導入すると、日々の経理業務は具体的にどう変わるのでしょうか。代表的なメリットを4つ挙げてみます。

① 外貨処理・為替換算の自動化で、締め作業が安定する

為替レートの登録・更新から、売上・仕入・入金・支払の自動円換算、期末の一括評価までをシステムが自動処理してくれます。

手作業の計算がなくなり、月次・決算のスピードと正確性が大きく向上します。

② 海外拠点や取引先とのやり取りを”同じ数字”で見られる

TKCシステムの「OBモニター」のような仕組みを活用すると、海外拠点の取引データをクラウド経由で共有し、日本側での会計・税務処理まで一気通貫で行うことができます。

さらに、自動翻訳機能を活用すれば、「現地スタッフは英語/日本側は日本語」という環境でも、共通のデータを見ながらコミュニケーションを取ることが可能です。

③ 監査・税務調査に耐えられる”証拠性の高い帳簿”になる

Excel管理では、「いつ、誰が、どのように数字を変更したか」が残りません。

国際会計システムなら、仕訳や承認の履歴がログに残り確定済みデータの安易な修正も防げるため、海外取引のような大きな金額でも「なぜこの数字なのか」を説明できる帳簿を早めに整えられます


3. NOCグループの「国際会計取引システム導入支援」とは

NOCグループでは、TKCシステムの「OBモニター」を活用し、会計・税務に関わる国際取引データを、一元的かつ多言語で扱える仕組みの導入を支援しています。

  • まずは貴社の海外取引の実態をヒアリング
  • 現在行っている処理を棚卸しし、システム上のルールに落とし込み
  • 海外拠点・営業部門を含めた運用マニュアルを作成
  • 稼働後も、制度改正や取引パターンの変化に応じて見直しをサポート

といった流れで、「中小企業でも無理なく使える国際会計の仕組み」を一緒に作っていきます。

「外貨建ての取引が増えてきたが、
何から手を付けてよいか分からない」

「まずは今の管理がどこまで通用するのか、
専門家の目線で見てほしい」

そんな段階でも、もちろん大歓迎です。

まずは一度、私たちにご相談ください。

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